

「 取 り 組 む 社 会 課 題 」
T a s k 1
盗撮罪は存在しない
盗撮はあなたの近くでも起きている
知らないだけで年々増加している
まずは盗撮について知ること
盗撮という事犯は「気付かない性暴力」とも言われる特殊な性犯罪で逮捕に至る方が珍しく、実際の検挙数は氷山の一角でありもっと恐ろしいのは1000人撮られていても表だった被害者は通報した人一人だけという事実です。
盗撮被害者数は計り知れず、被害に気付かないことが現状。
全国の盗撮事犯の検挙状況(警察庁生活安全局の資料による)平成22年は1,741件、令和元年では検挙件数3953件と年々増えてきている事犯です。
盗撮事犯の検挙件数・人員(平成22年から令和元年まで)
年 | 平成 22年 | 平成 23年 | 平成 24年 | 平成 25年 | 平成 26年 | 平成 27年 | 平成 28年 | 平成 29年 | 平成 30年 | 令和 元年 |
検挙 件数 | 1,741 件 | 1,930 件 | 2,408 件 | 2,722 件 | 3,265 件 | 3,625 件 | 3,500 件 | 3,588 件 | 3,926 件 | 3,953 件 |
検挙 人員 | 1,639 人 | 1,798 人 | 2,273 人 | 2,535 人 | 3,025 人 | 3,724 人 | 3,082 人 | 3,102 人 | 3,304 人 | 3,166 人 |
そして盗撮に用いられる、小型カメラの低価格化により被害は年々増え続けまたインターネットの普及により盗撮の目的も個人で楽しむからネットで販売するというような新しいビジネスへと進化しています。

1000円~程度でネット・店舗でも安易に購入できる。
左上 USB充電型 右上 ペン型
左下 サイコロ型 右下 火災報知器型
そして一度ネットに流出したものを回収するのは100%不可能といわれています。
T a s k 2
盗撮被害1位は子ども
盗撮被害は成人だけではない
1番の被害者は子ども
多くの子どもたちが盗撮の被害に遭っている
盗撮という性犯罪が年々深刻化し、その被害は成人女性のみならず「児童の性的搾取」を含む児童ポルノの製造にかかわる卑劣な性犯罪です。
Task1のように盗撮罪は存在しないため子供を狙った盗撮が判明した場合「児童ポルノ事犯」での検挙となります。
平成28年上半期 被害児童の被害態様別割合 1位
平成30年上半期 低年齢児童(小学生以下)の被害様態別割合 1位
平成30年上半期 児童ポルノ事犯検挙状況年間上昇率 1位
令和元年 上半期 低年齢児童(小学生以下)の被害様態別割合 1位
児童ポルノの製造に大きく関与してくるこの盗撮という犯罪の撲滅を目指さない限り児童ポルノによる被害児童は増える一方だといえます。
児童ポルノは児童の性的搾取、児童の性的虐待の記録です。
これは児童の権利を踏みにじるものであり、この権利は保護する義務が私たち大人にはあるのです。(児童の権利条約により)
これからの未来を担う子どもたちを守っていくのは私たち大人なのです。
T a s k 3
PTSD(心的外傷後ストレス障害)症例
強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。 震災などの自然災害、火事、事故、暴力や犯罪被害などが原因になるといわれています。
PTSDとは…
盗撮をされているかもという不安から、公共のトイレや駅、施設を自由に使う事ができない方々がいます。誰しもが自由な生活を約束されているにも関わらず、こういった不安を抱えて生きている人がいるという事実をうやむやにし、盗撮されても泣き寝入りするしかなく、外出する事すら制限されていることをやむ無しと放置し何の対策もとられていないのが現状です。